NTU MBA
日本人向け情報サイト

どのRoundで出願するべきでしょうか?

月並みですが、スコアを揃えて早いRoundで出願できる方が良いです。
日本人枠がおおよそ決まっているため枠が埋まってしまうと合格難易度が高まりますし、他校を受験していた受験生も受け始めるためです。

現地SIMはどこでどういう契約をすればいいでしょうか

長期滞在者用のSIMが現地のセブンイレブンやSingtelなどの店舗で手に入ります。
残高追加や期間延長もアプリからスムーズに行うことができます。観光用SIMでは有効期間が短く、残高追加や期間延長ができないケースもあるためご注意ください。

Eさん/社費

自己紹介

大学卒業後、日系医療機器メーカーに就職し、7年間製造拠点にて生産管理や原材料調達を経験しました。生活の拠点は日本にありますが、タイで生まれ、親戚が多くいたことから度々訪泰しており、以前より東南アジアに関心がありました。マレーシアの大学に1年間留学したことで、多民族・多宗教の人々が様々な困難を乗り越え共存している世界に魅了され、東南アジアの虜になりました。次はシンガポールなのでマレー半島を徐々に南下していっています。

Why Nanyang MBA

現職では海外との取引はあるもののかなり限定的だったため、長い間不満を抱いていました。かといって会社を辞める度胸も無く、社内でのキャリアシフトの布石として、MBA会社派遣に応募しました。

東南アジアを軸にキャリアを築いていきたいという想いから、シンガポールの学校を中心に見ていきました。シンガポールの中でも、会社の規定上12ヶ月以内のプログラムであること、日本人学生が少ないこと、会社が今後力をいれていくtech分野に強いということからNanyangを志望しました。

 

受験スケジュール

2020年12月   社内のMBA社費派遣説明会に参加。

2021年3月               社内のMBA社費派遣に応募。無事審査を通過し派遣決定。

2021年5月               IELTS, GMAT予備校 受講開始

2021年5月末  IELTS初受験 OA7.5

2021年7月                 予備校の友人から紹介してもらったカウンセラーと契約

2021年11月上旬         GMAT初受験 とてもここでは書けない点数をマーク

2021年11月下旬         Nanyang日本人在校生にコンタクト、応募を決心

2021年12月上旬         GMAT2回目受験

2021年12月末  Nanyangのアドミと初面談

GMATの点数は低いものの、面談を通して問題無いというご判断をいただき、GMAT waiveを申請していただけることになりました。

2022年2月中旬 Nanyang出願完了

2022年3月中旬 Nanyang面接

2022年3月下旬 Nanyang合格通知

 

TOEFL / IELTS

Reading、Listening:ゴールデンウィークの集中講座でReading、Listeningの効率的な解法を教えていただいたのが大変役立ちました。IELTS Online Pracice Tests.comでは本番のコンピュータ試験のようにweb上で解けるようになっているので、講座で学んだ解法を用いてたくさん解きました。(無料、詳しい解説も有り)これにより各セクション8.0を取ることができました。

Speaking:ほうぼうでお勧めされている中国のIELTS情報サイトで、直近どのようなトピックが出題されたかを確認し、一人でぶつぶつ練習しました。

Writing:集中講座でいただいた表現集を暗記しましたが、実際にタイムリミットを設け長文を書く練習を怠っていたため、各セクションの中で一番低い点数となりました。

 

GMAT / GRE

低いスコアで終えてしまったので、スコアメイキングではなく勉強ツールについて共有したいと思います。

MBA受験生の中では比較的珍しく関東圏に住んでいなかった為、当初予備校の通学に懸念がありましたが、コロナ禍でオンライン講座が普及し、問題無く受講が出来ました。一方、私自身がオンライン受講に慣れていなかったため、暫くの間は配布されたPDF教材へのメモに難儀しておりました。(早くプリントアウトすれば良かったのですが。。)途中でiPadを購入してからは勉強が大変捗るようになりました。問題集も基本的に電子版を購入し、iPadのみでどこでも勉強できる体制にしました。

既に皆さんも活用されているかもしれませんが、個人的には以下の理由でタブレットでの学習がお勧めです。

①予備校からもらったPDF教材をノートアプリ(Good Note5等)に取り込み可能

PDFをノートアプリに取り込むことで、簡単にメモが書き込めます。特に長文読解のRCでは、解説中に問題文中に印をつける等、書き込みが多かったので、タブレットで講義ノートを作成していました。また、取り込んだ文章のみならず、自分で書いた文字も検索可能なので便利です。

②外出先での勉強がしやすい

重たいGMAT参考書を常に持ち歩く必要も無く、人目を気にせずどこでもスマートに勉強できます。学生時代と異なり裏紙が家に全く無かったので、Mathの計算もすべてiPadに書いていました。

 

エッセイ

Samさんとは、エッセイ添削や面接練習等制限の無いUnlimited Hours Packageを契約しました。何と言ってもレスポンスが非常に早く、アドバイスも的確で大変助かりました。暫くブランクが出来てしまった時や、模擬面接の出来が悪くても常にポジティブな声かけをしてくださり精神的にも救われました。

 

推薦状

社費派遣のため、現職の上司と人事部長より推薦状をいただきました。

 

インタビュー

日本人在校生の方からどのような質問を受けたか教えていただき、繰り返し練習しました。また、Samさんのモックインタビューのお陰で終始自信を持って受け答えができました。

 

MBA生活

<講義>

基本的にはどのモジュールも教授と学生間のインテラクティブ形式です。事前に配布されたスライドやテキスト、ケースを読んでおかないと、予備知識が無い場合は特に授業についていくことが大変です。一方で、配布資料を読み込んでいても講義内で発言をしないと、その努力は誰にも伝わりません。また、日本人特有かもしれませんが、質問の答えがなんとなく分かっていても挙手を躊躇している間に、他の学生が答えてしまい後悔するということがよくあります。そのため、講義内で何が聞かれるか、どう答えるかということを意識しながら予習をしています。

<グループワーク、プレゼン>

事前にケースを読み、授業内でグループごとに議論し発表、または事前にグループでプレゼンを準備して発表をいます。プレゼンの準備は授業後や早朝等、講義・就活の合間を縫って行いますので、プレゼンやテストが集中している期間は非常に忙しくなります。

<講義外>

幸いキャンパス内の寮に入ることができ、快適に過ごしています。徒歩5分圏内に3つのカンティン、寮内にジムもあります。偶然会ったクラスメイトとご飯を食べたり、一緒に時間を過ごす等して日々交流を深めています。

メッセージ

これまで製造畑のキャリアを歩んできたため、MBAで学ぶアカウンティングやファイナンス等の基本科目ですら全く知識が無い状態での入学となりました。自分には難しすぎるのではと考えMBAに踏み出せなかった時期もありました。それでもなんとかTrimester1を終えることができています。基本的には予復習をし、プレゼンの準備も入念に行えば問題ありませんが、私はクラスメイトに何度も救われました。同じような境遇の方も是非挑戦していただければ幸いです。受験生の皆さんを心から応援しております。

 

Dさん/私費/Nanyang-Waseda Double Degree

自己紹介

大学を卒業後、コンサル会社2社でコンサルタント及びデータアナリストとして5年ほど勤務した後に、スタートアップの社長室での経営管理業務、事業企画及びセールスオペレーションチームのディレクターとして3チーム20名のチームマネジメントを1年半ほど経験。2022年の7月から休職し、私費でNanyang-Waseda Double MBAに留学予定です。

学生時代にフィリピンのセブ島で1ヶ月程度の超短期語学留学の経験はあるものの、ほぼ純ドメで仕事では時折slackやオンライン会議で英語を使う程度でした

Why Nanyang MBA

次昇進すると執行役員(General Manager)となるため、他リージョンを巻き込んで仕事をする語学力・海外経験を早期に培うことが急務になりました。現職で上記スキルを事業成果を出しつつ身につけていくには時間がかかると考え、学生時代から漫然と憧れがあった海外留学およびMBAに今チャレンジすることがベストだと考えました

また、下記理由からアジアに絞って考えていました

  • 現職がアジア系のメンバが多い企業であること
  • 今後もネイティブとバリバリ英語で働いていくキャリアイメージが全くわかなかったこと
  • 私費での留学で資金も限られていたこと

なかでも下記理由から、Nanyang-Waseda単願で受験しました

  • 日本でのキャリア興味があるさまざまな国のメンバと濃い関係が築けること
  • 現職にも関係があるEntertainment Businessに関する講義がある稀有なプログラムであること
  • 日本人向けの奨学金が100万円-200万円かなりの確率でいただけること
  • キャリアの中断期間としてプログラム期間が1年強でNUSやHKUSTよりも短いこと

受験スケジュール

2021年1月 コロナが長引きそうなので、今年は英語勉強しようとIELTSの勉強を開始

2021年4月 IETLS初回受験。目標スコアのOverall7.0が取得できたので終了

2021年5月 カウンセラーと契約しCV作成(結果としてこのタイミングで作っておいたので後半だいぶ楽でした)

2021年5-9月 ひたすらGMAT受験(合計5回フルで受験)。初見のPrepで700点を超えている状態で本番を受けても600点を切り、何をすればいいのかさっぱり分からなくなっていました。(7月に昇進して、2チームの立ち上げ、マネジメント業務にも追われており、全てを投げ出したくなった結果、間の1ヶ月半くらいは全く勉強せずにNetflixばかり見ていました笑)

2021年10月 エッセー作成開始。GMATの残機が1になってしまったこともあり、3週間ほどGREを詰め込みで勉強してGMAT600相当が出た(後から気づいたがGREの方が圧倒的に相性が良く、GMATにこだわりすぎたことを反省)

2021年11月 最後のGMAT受験でPrepに近い670点のスコアが出たため、Nanyang-Wasedaに出願。数時間後にはインタビュー招待があった。

2021年12月下旬 NTUインタビュー実施。

2021年12月末 インタビューから1週間弱でNTUから合格通知。すぐにオファー受諾と入学金振り込み。

2022年2月上旬 Wasedaからも合格通知。(Wasedaからの合格通知に対しては特に対応不要。Nanyangの合格から日が空くので注意)

TOEFL / IELTS

TOEFLは一度も受験せず、IELTSに絞って対策を行いました。
リーディング・リスニングは単語を覚えて公式問題集を解くのみで対策としては十分だと思います。
スピーキングはmy tutor、ライティングはUK PLUSで見ていただきました。

GMAT / GRE

GMATを受験しました。Mathは特に苦労せず、マスアカ2周ほどして英語表現だけ理解した後はスコアは安定しました。
問題はVerbalでした。正直何をすればスコアが伸びるか全くわからない試験でしたが、AffinityのRC講座を受けた後はRCのスコアが安定したのでおすすめします。

エッセイ

2度転職していることもあり、ネタには困りませんでした。
まず日本語で整理して日本語の時点で日本人カウンセラーにチェックしてもらった後に英訳し、4往復程度したと思います。GMATの息抜きで作成しました。

推薦状

現職の元上司、上司にお願いして2人とも快諾いただけたため、全く困りませんでした。

インタビュー

想定問題集を作り、スムーズに回答できるようになるまで1人でぶつぶつ練習しました。
当日は正直想定外の質問も多かったですが、回答に対して学校の魅力などを補足説明してくれることもあり、終始和やかで雑談ベースのインタビューでした

MBA生活

現在本コースが開始して間もないタイミングですが、2022 Intakeの場合は全体のクラスサイズは58人(1クラスあたりでは30人以下)となっており、小さなコミュニティで関係を築きたいと考えていた私にとっては非常に充実したMBA生活となっています。
授業では他国の学生の慣れないアクセントには非常に苦戦していますが、日本にいてはなかなか触れることができない生きた英語と考えてMBAに来た価値があると前向きに捉えています。

メッセージ

都心から離れたNTUは、仕事から離れて学生同士でのディスカッションや勉強に集中したいと考える人にとって非常に良い環境です。キャンパスビジットに来ていただくとわかりますが、アクセスが非常に悪く、キャンパスも異常に広くてなんでもあるので、大体のことはキャンパス内で事が済みます。平日はなかなかキャンパスから出ようとすら思いません笑

2023年入学からNUSなど他校との学費差も大きくなり、NTUを検討し始めた方もいらっしゃるかと思います。ぜひお気軽にお問い合わせフォームや在校生のLinkedinでコンタクトしてください!

Cさん/私費

自己紹介

大学を卒業後、新卒で銀行に入社。1年間研修・OJT・窓口業務等に従事し、2年目は中小企業向けの法人営業に従事。その後金融・コンサル業界を中心とした外資系人材紹介会社に転職。企業から採用ニーズをヒアリングし、適切な候補者とマッチング。紹介~入社までの様々なプロセスをサポート。

Why Nanyang MBA

MBAに挑戦しようと思った理由は、現職でコンサルや事業会社での経営企画といったポジションを担当し色々な採用側(部門の方々)や候補者とお話をする中で、そういった業務に関心を持ったからです。(特にテック業界での事業開発や経営企画、プロダクトマネージャー等)

現職からそういったポジションにシフトすることはかなり難しく、もちろん保証はないですが、キャリアアチェンジの可能性を大いに高めてくれるであろうMBAに挑戦しようと思いました。

Nanyang を希望した理由としては、

  • テクノロジー業界への転職を希望しているため、テクノロジー関連の授業があったり、テクノロジー業界への就職率が高い点に魅力を感じた。
  • 東京での就職を考えているため、アジア圏内での就職率が高いスクールが良かった。
  • 私費かつキャリアチェンジが目的のため、できるだけ安く短期間で卒業したいため。
  • すぺての授業がグループワークであったり、コンサルプロジェクトやStudy Tripがある等、実践的に学べる点ため。

受験スケジュール

2021年10月 MBA受験を決意しMBAカウンセラーと契約。2023年Intakeの留学も視野に入れつつ、一旦2022年Intakeのために準備を開始。IELTSの勉強からスタート。

2021年10月 NTUアドミンとの個別面談、IELTS 7.0取得

2021年11月 QSのMBAフェア参加、NTU等いくつかのスクールのアルムナイと面談。CV作成&GMATの勉強スタート

2021年12月GMAT1回目受験、CV完成。推薦者2名に、推薦のお願いをすることを事前に相談、了承を得る。

2022年2月 GMAT2回目受験完了、エッセイ作成開始、推薦書作成依頼。

2022年3月中旬 エッセイ完成、出願

2022年3月下旬 インタビュー練習、念のためGMAT3回目を受験。

2022年3月末 インタビュー

2022年4月下旬 合格通知

TOEFL / IELTS

点数の取りやすいIELTSに絞って対策をしました。対策としては市販のテキスト+IELTSライティングアシスト+IELTS Speak Upという有料のレッスンで対策をしました。

GMAT / GRE

数学が苦手なので、比較的数学の難易度が低いとされるGREを受験するつもりでしたが、カウンセラーからGMATをお勧めされGMATを選択しました。(高校時代2年の途中までした数学をやっておらず、高2までが出題範囲であるGREは厳しいとの判断)

Math: 私はとにかく数学が苦手で、学生時代は避けて通ったので、かなり基本的なところから学び直しました。カウンセラーから紹介してもらったGMAT講師の方の個人授業+公式ガイド(Math 用のものと全体用のもの)で対策をしました。Middleレベル問題をきちんと解き、余裕があればHardにも取り組むという姿勢で、各2周はしました。

Verbal:verbal も公式ガイドを2冊使い、独学でできるだけ対策しました。特にRCとSCは改善の余地があったので間違えた問題を何度も解きました。

Math 、Verbalともに1問ごとに時間を図りながら問題を解き、1問ごとにかけられる時間を身体で覚えました。

3回受験しましたが結局目標点を取ることができず、かなり微妙なラインでの出願になりました。

エッセイ

カウンセラー作成の自己分析シート等を使い、自分の経歴、仕事での失敗・達成したこと、性格、強み、弱み、好きなこと等、ネタ出しをしました。まず日本語でドラフトを書いた後、英語版を作成、カウンセラーと英語ネイティブ講師のチェックを経て完成しました。

推薦状

現職の上司に推薦書をお願いするのはリスクだったので、前職のメンターの方と、現職の別の部署の部長にお願いしました。断られる可能性もあったので、出願の3か月ほど前に事前に推薦書をお願いするかもしれない旨をお伝えして承諾を取ったうえで、出願の1か月ほど前に正式にお願いしました。

インタビュー

外部講師に模擬面接を2回してもらいました。2回とも面接を録画し、自分の話し方や仕草等も確認し、できるだけスムーズに自信をもって話せるように練習しました。自己紹介、志望動機、MBA後のプラン等、かなり細かく答えを用意したつもりでしたが、当日かなり色々な事を聞かれたので、しっかり準備しておいて良かったです。

MBA生活

Class of 23 は60名弱で、それを2つのグループに分けて授業を行っています。
1グループ30人という少数体制ですので、とても距離感は近くなります。全てのクラスでグループ課題があり(3-5名程度)、同じグループになったメンバーとはグループ課題を通じてとても濃い関係を築くことができました。月並みですが、人との出会いはMBAの中でも特に価値のあるものではないかと思います。

私は寮の抽選に外れてしまったのでキャンパス外に住んでいます。通学は50分程度ですが、そこまで不自由はなく、むしろ買い物やレジャーには楽なのでキャンパス外で良かったと思っています。

メッセージ

私は、ファイナンスやマーケティングのバックグラウンドがなく、全ての授業が新しい知識・経験であるため、ついていくのに苦労する場面もありましたが、クラスメートや教授がとても協力的で助かっています。ナンヤンはキャリアチェンジを目的に来る人が多く、様々なキャリアバックグラウンドの人と知り合えることが魅力だと思います。
少数・和気あいあいとした雰囲気を求める方にはおすすめです。

Bさん/私費

自己紹介

大学卒業後、自動車関係の中小企業に就職し、4年間ほど生産管理や営業を経験しました。その後、重工メーカーに転職し、プラント設備の調達(購買)を5年間経験した後に、社内異動となり、現在は倉庫設備を扱う関係会社にて、プロジェクトマネージャーをしてます。

海外経験は、前職(中小企業時代)に、1.5年ほどアメリカに駐在してました。しかし、当時はMBA留学など微塵も考えておらず、ただアメリカ生活を満喫して帰ってきただけでした。

Why Nanyang MBA

まず、MBAを取得しようと思った動機は、下記の3点からです。

  • ビジネスを体系的に学び直すため。今後のキャリアを考えた場合、ビジネスをより抽象的な視点で理解し、ロジカルに意思決定を下せるようになる必要があると考えました。それを身に付けるにあたって、MBAが一番有効かと考えました。
  • キャリアチェンジするにあたってのQualificationとして。MBAという学位に加えて、英語で学位を取得した実績も日本国内で職を探す際には優位に働くと判断しました。
  • 人生の充電期間として。人生で、1年くらいは仕事から離れて自分のキャリアを見つめ直す期間があっても良いと思いました。

さらに、以下の理由により、MBA受験を決めた初期段階からアジアMBAを志望していました。

  • アジアのビジネスカルチャーを肌感覚で理解するため。欧米のそれとは少し違うアジアのビジネスカルチャーを授業やクラスメート達との交流を通して理解を深めていきたいと考えました。
  • 欧米のMBAと比較してコストが抑えられるため。卒業後に日本での就職を前提とした場合、欧米でMBAを取得した方は、学費を回収する観点から、給与水準が高いコンサルや外資IT企業を志望する傾向にあると耳にしました。年収大幅UPを前提とした大きな初期投資は、将来の選択肢を狭めてしまうと思い、(言い方悪いですが)コスパがいいアジアMBAが適当かと思いました。

以上の理由から、自分の目指すキャリアに関係するData analyticsやAIなど、テクノロジー関係の科目が充実していそうなNangyangとHKUSTを受験し、Nangyangへ進学することにしました。最終的な決めてはインタビューでのフィット感でした。

受験スケジュール

2021年1月迄 日常的に業務で英語を使用していたため、毎日の通勤時間を利用してIELTSやTOEFL向けの英単語や表現を覚えてました。
2021年2月 異動の内示を受け、それを契機としてMBA受験を考え始めました。2020年末に新型コロナワクチンがアメリカで承認されたこともあり、2022年度は対面授業が出来そうだという期待もあってMBA受験を決意しました。
2021年3月 IELTS初受験 OA 6.5取れたことから、アジアMBAの足切りは突破したと判断し、GREの学習を開始しました。
2021年7月 GRE初受験 GMAT換算600点でした。このスコアでは少し心もとないと思い、引き続き勉強を継続することにしました。
2021年8月 初めてNanyangとHKUSTのアドミと面談を実施しました。その際に、IELTSとGREの点数を話したところ、両校とも「スコアに関してはOK」とのコメントを頂戴しました。そこで、スコアに不安が残るものの先手必勝作戦に急遽変更し、1st Roundでの出願に切り替えました。そこからカウンセラー探しをお盆明けから急ピッチで開始しました。
2021年9月 カウンセラーのLaurenさんと契約し、週一でZoom面談を開始しました。内容としては、エッセイの添削とモックインタビューを11月中旬まで実施しました。(アドミからはIELTS・GRE共にスコアの要求は満たしていると回答をもらっていましたが、自分の低GPAも相まって、不安な日々を過ごしており、合格までの2ヶ月間心理的なプレッシャーはかなり大きなものでした。)
2021年10月下旬 HKUSTとNTUに出願、両校とも出願後、おおよそ3日以内ほどでインタビュー通知を受領しました。
2021年11月 下旬にHKUSTのインタビューを実施、10日ほどたった後、合格通知を受領しました。
2021年12月 9日にNanyangとのインタビュー実施し、17日に合格通知を受領して受験を終了しました。

TOEFL / IELTS

受験費用をケチって、IELTSは足切りスコアのOA6.5で受験終了としてしまいましたので、OA7以上を目指す方は他の方の体験記を参考にしてください。
反省点を下記すると、アウトプット科目のスピーキングとライティングに関して、「話の内容」を事前に考えることを疎かにして、本番で力を発揮できませんでした。本番は、ほとんど内容を考える時間はありませんので、どのような主張で書くか、言うかを事前に考えておくことをお勧めします。
(IELTS受験者の間では常識かと思いますが、自分は何もわかってませんでした。。。)

GMAT / GRE

GMATは受験せず、初めからGRE受験を想定して進めました。理由としては、GMATは努力と点数が比例しないとのコメントをインターネットで見たからで、出願締め切りとスコアメイキングの間に挟まれ、なるべく心理的に追い詰められたくないなと思ったのが理由です(ただし、自分はGMAT未受験なのでその真偽は不明です)。

対策としては、インターネットの諸先輩方の記事を参考にし、公式問題集とMagooshというオンラインコースを軸に進めて行きました。それに加え、下記の教材を追加していきました。

・Verbal:Manhattanのフラッシュカード Magooshのフラッシュカード
・Math:ジェイマスのGRE版

IELTSと同じく反省点を下記すると、Mathの完成度が甘かったことです。GREのMathは簡単と聞いており、実際に高度な知識は必要なかったので、ほとんどの勉強時間を高難易度のVerbalに割いていました。そのためMathの詰めが甘くなってしまい、本番はケアレスミスで不完全燃焼に終わってしまいました。GMATも同じかと思いますが、GREでもMathで点数を稼ぐは王道だと思います。あまりMathをUnderestimateしないように気を付けてください。

エッセイ

受験スケジュールでも書きましたが、Laurenさんと契約しエッセイの添削とインタビュー対策をお願いしました。何処の学校も聞いてくるWhy MBA、Long and short term goalsに関しては、早い段階、例えば受験年の夏ぐらいから準備することをお勧めします。アドミと会話する際に頻繁に聞かれるので、これが答えられないと熱意がうまく伝えられません。

推薦状

現職で調達の仕事をしていた時に、一緒に仕事をした中国と台湾の同僚にお願いしました。古風な日系企業に所属していたこともあり、留学に関しては周囲の理解が得られそうもなく、無闇に噂されるのも避けたかったので、日本人への依頼はしませんでした。結果としてキャリアチェンジに理解のありそうな海外の方に依頼し快諾してもらえたのでよかったです。

インタビュー

Laurenさんにもらった想定問題集の回答を考えただけでした。エッセイを書き終えていれば話す内容は自然と出てくると思います。

MBA生活

1学期過ごしてみて、自己認識(Self-awareness)を高められたのが、MBAでの大きな成果でした。NTUのクラスメイトは国籍や出身業界で多様性に富んでおり、リーダーシップのスタイルはもちろん、自己主張の仕方、プロジェクトの進め方など、多少の共通点はあるものの、微妙な違いがあります。彼らと授業内外で交流することによって、自分を相対化して捉えることになり、それが結局として、自己認識を高めることにつながりました。学校としても、それを意図しており、学期早々に受講したリーダーシップや異文化理解の授業(Leading people globally)にて、何が違うのかを認識するための手がかりを与えてくれています。また、聞くところによると、NTUでは他校と比較して、授業でのディスカッションやグループワークが比較的多めにカリキュラム内に含まれており、ソフトスキル面での発展にも力を入れたカリキュラム構成になっているとのこと。実際に、1学期過ごしてみて、その点を一番に実感しています。

メッセージ

私にとって学校選びは、MBA受験の中で、もっとも楽しく、そして、もっとも苦しいプロセスでした。ランキングやテストのスコアだけでなく、将来のキャリアプラン、留学費用、1年制・2年制など、さまざまな側面を考慮して、最終的にNTUに決定しました。1学期過ごしてみた感想としては、その決断は間違っていませんでした。もし、MBAを受験する際に、アジア(シンガポール)・テクノロジー・1年制・コスパといったキーワードを念頭に置いて学校選定をされているのであれば、一度、NTUも候補に入れてみてください。アドミ、卒業生、在校生ともに、気さくに、対応してくれます。

Aさん/私費

自己紹介

20歳のときに公認会計士試験に合格し、大学卒業後、国内IT(経理)→Big4(監査)→ITベンチャー(経理・内部監査・IPO準備)→外資小売(経理・財務)と経験をしてきました。
現在の業務は主に資金予測と銀行ローン、担保の管理です。

Why Nanyang MBA

まずMBA取得を考えた理由ですが、主なものをあげるならば

  •  昔から社内のイケてる先輩にはMBAホルダーが多かった。
  •  現職で英語のコミュニケーションに難があり、日本語でのパフォーマンスの数割減になりもどかしい思いをした。
  •  学部時代の勉強の貯金で10年以上仕事をしてきた結果、自分のキャリアにも飽和感が出てきたため、学び直しをする良い機会かと思った。

そしてその中からNanyangを選んだ理由は、

  •  日本人が少なく、存在感を出しやすい(と言いつつ今年は結構多い、がそれもまた良し)。
  •  Business Analyticsのコースがある。卒業後はFinancial Analystの職につきたかったので、志望理由や卒業後のストーリーを作りやすい。
  •  12ヶ月の短期プログラムで、生活費や機会コストを抑えられる。

受験スケジュール

2020年1月 IELTSの勉強開始

2020年6月 IELTS 7.0取得

2020年10月 社内の不穏な動きを察し、将来のカードとして留学を考え始める。

2020年11月 GMAT勉強開始(マスアカを購入)

2020年12月 マスアカ、OGのMathを一通り終える

2020年12月末 濱口塾オンライン開始

2021年4月末 MBA Loungeと契約。GMATと並行して自己分析、CV作成を1ヶ月くらいかけて行う。

2021年7月頭 GMAT1回目受験(660)、受験終了→そのまま前職の同僚と高田馬場で麻雀。

2021年7~8月 アドミンとの個別面談、MBA 関連のイベントに2,3出席

2021年9月頭 NUS、NTUのエッセイテーマ発表。NTUのエッセイ準備開始。推薦者2名にもテーマを伝える。

2021年9月下旬 NTUのエッセイほぼ固まる

2021年10月11日 NTUモックインタビュー

2021年10月14日 NTUアプライ→即インタビューの案内くる

2021年10月26日 NTUインタビュー

2021年10月30日 NTUオファー→受諾。

TOEFL / IELTS

留学を意識する前からIELTSを趣味で受けていました。
IELTSは全般的にネット上の無料教材が優れており、予備校にお金を払う意味は少ないかと思われます。
TOEFL用の単語帳で語彙力増強、あとはLiz先生のサイトが素晴らしく、こちらで基本的なテクニックを学びました。

GMAT / GRE

GMATを選択。最初の受験で660が出て、カウンセラーからは「足切りの心配はまずない、でも奨学金を狙うにはちょい物足りないよね」と言われましたが、1日も早くGMATから解放されたい&確実にスコアを上げられる自信もないので終了。

Math:私立文系ですが、センターも2次試験も数学を使っていたので、昔の知識でだいたいいけました。マスアカを3週くらい、公式問題集を1週しました。

Verbal:濱口塾のオンラインコースを受講。合格実績豊富ですが、個人的にはあまり肌に合わず、安くない買い物なので他の予備校の体験も試してみるべきだったなぁと反省しています。

エッセイ

カウンセラーが提供する自己分析シートでWhy MBAやAfter MBA、今までの自分の人生の振り返りを行いました。これがエッセイの肝になるので、時間をかけて丁寧に言語化するべきです。
家族や友人、昔の同僚など自分をよく知る人物と話すのもいいと思います。特にWhy MBA?などキャリアに関わる部分は、自分の業界、職種の深い理解が必要なので、おそらくどのエッセイカウンセラーと話をしても指針とはならないはずです。メンターとなるような同じ会社のイケてる先輩に相談するのが良さそうです。

推薦状

現職の上司と、前職の同僚(常勤監査役)にお願いしました。

  • 現職の上司には通常頼みにくいものですが、ちょうど退職されるという話を聞き、「ではついでに・・・」という形でお願いできました。
  • 前職の上司ではなく、あえて同僚(常勤監査役)にお願いしたのは、当時私は内部監査も兼務していたため関わる機会が多く、また、StrengthFinderの認定コーチであるため、私の強み・弱みをよく理解してくれていると考えたためです。

インタビュー

想定質問集を作り、(一言一句覚えるのではなく)どんな内容で答えようかざっくりと考えをまとめていました。他の方のように、オンライン英会話などで口慣しをしていなかったのですが、留学生活中はどうせスピーキングで苦労するのだから、合格後を見据えて練習しておくべきでした。

MBA生活

12か月のIntensive Programということで、予習と宿題に追われる日々です。想像していた以上の大変さですが、フレンドリーで親切なクラスメートのサポートを受けながら多くの学びを得ることができ、大変恵まれた環境に感謝しています。

メッセージ

苦しいスコアメイキングと出願プロセスを乗り越えて、ひさしぶりの学生生活を楽しみましょう!

学生プロフィール Intake2022

No.出身業種経験年数性別社費/私費
1小売11年男性私費
2金融、人材紹介業7年男性私費
 3製造業11年男性私費
 4医療機器7年女性社費
 5コンサル・IT6年男性私費

Aさん/社費

自己紹介

大学卒業後、ITコンサルティングファームに入社し、大手物流企業のIT戦略立案からシステム構築・運用保守を経験。
学生時代に1か月フィリピンで語学留学したものの、入社後は英語を使う機会はありませんでした。

Why Nanyang MBA

今後のITコンサルタントは、経営戦略からIT戦略立案・ITシステム(ソリューション)開発まで幅広く対応することが更に求められると考えた。その上で、経営戦略の領域はまだ経験がなかったため、包括的に学びたいと思ったことがきっかけで、MBA取得を決意。
当初は私費で行くことを検討していたため、短期間、IT系に強くかつ日本のビジネスも学びたいと考えていた。このため、IT系に強く、かつ15か月で終了するNanyang-Wasedaダブルディグリープログラムを選択した。

受験スケジュール

2017/8: MBA受験決意
2017/9: 英語勉強開始
2019/7: IELTS 6.5取得
2019/7: GMAT&エッセイ準備開始
2020/1: 出願&面接
2020/2: GMAT免除&合格

TOEFL / IELTS

当初はTOEFLで受験しようと思っていたが、私がReadingテストを受けている最中に同室の人がSpeakingテストを開始し、集中できなかったことからIELTSに変更。
Listeningが全く伸びず、最終的なスコアもR:7.0 L:5.5 S:6.5 W:6.5で提出。Readingは様々な英文を精読してスコアを向上、Speakingはオンライン英会話を使用して、話すことに慣れさせていき、Writingはある程度書く構成やパターンを決めて臨んだ。

GMAT / GRE

半年くらい勉強したが全く伸びず、530点が限界だった。運よくGMAT免除してもらえたが、600点以上は通常求められる。逆に700点とかは必要なく、アドミッションの方と話した際も600点あれば十分と仰っていた。

エッセイ

客観的な意見が必要だと思い、コンサルタントを雇った。MBA後の目標・過去のリーダーシップ経験などエッセイでよく問われる内容は、MBA前から考えていた&経験済みだったため、そこまで苦労せず仕上げることができた。

推薦状

推薦状は2通求められたが、第1志望だったため、昔の上司・今の上司・お客さん(IT担当執行役員)の3通を用意した。全員非常に忙しい方々なので、推薦状も土台は私が書き、その内容を確認してもらうなど、なるべく時間を取らせないように心がけた。

インタビュー

エッセイ対策で雇ったコンサルタントと模擬面接練習を3回ほど実施した。しかし、実際の面接は10分くらいの雑談で終わった。
また、当時はコロナで現地に行けず、テレビ会議での面接だったが、音声が悪い&独特の発音だったため、ほぼ聞き取れず推測しながら回答した。

MBA生活

英語はクラスの中で一番下手だったが、英語力向上のためと思って、授業内での発言は他のクラスメイトよりも多かった。
多くの授業は最後にプレゼンテーションを求められるため、グループワークが非常に重要となる。チームメイト同士を評価しあうPeer Evaluationが、成績結果が大きく影響することが多かった印象。
授業外は、クラスメイトとユニバーサルスタジオに行ったり、シンガポール観光したり、呑んだりして、シンガポールライフを満喫していた。

MBA取得後のプラン

私が働いている会社が2020年にシンガポールオフィスを設立したため、初期メンバーとして在星し、ビジネスの拡大に注力している。

メッセージ

仕事とMBA準備でプライベートの時間が全くないと思いますが、MBA後はこれまでとは異なるキャリアを歩める可能性が非常にあり、生活がより一層楽しくなると思います。今はその準備期間と位置づけて、計画的に進めてもらえればと思います。