Eさん/社費
自己紹介
大学卒業後、日系医療機器メーカーに就職し、7年間製造拠点にて生産管理や原材料調達を経験しました。生活の拠点は日本にありますが、タイで生まれ、親戚が多くいたことから度々訪泰しており、以前より東南アジアに関心がありました。マレーシアの大学に1年間留学したことで、多民族・多宗教の人々が様々な困難を乗り越え共存している世界に魅了され、東南アジアの虜になりました。次はシンガポールなのでマレー半島を徐々に南下していっています。
Why Nanyang MBA
現職では海外との取引はあるもののかなり限定的だったため、長い間不満を抱いていました。かといって会社を辞める度胸も無く、社内でのキャリアシフトの布石として、MBA会社派遣に応募しました。
東南アジアを軸にキャリアを築いていきたいという想いから、シンガポールの学校を中心に見ていきました。シンガポールの中でも、会社の規定上12ヶ月以内のプログラムであること、日本人学生が少ないこと、会社が今後力をいれていくtech分野に強いということからNanyangを志望しました。
受験スケジュール
2020年12月 社内のMBA社費派遣説明会に参加。
2021年3月 社内のMBA社費派遣に応募。無事審査を通過し派遣決定。
2021年5月 IELTS, GMAT予備校 受講開始
2021年5月末 IELTS初受験 OA7.5
2021年7月 予備校の友人から紹介してもらったカウンセラーと契約
2021年11月上旬 GMAT初受験 とてもここでは書けない点数をマーク
2021年11月下旬 Nanyang日本人在校生にコンタクト、応募を決心
2021年12月上旬 GMAT2回目受験
2021年12月末 Nanyangのアドミと初面談
GMATの点数は低いものの、面談を通して問題無いというご判断をいただき、GMAT waiveを申請していただけることになりました。
2022年2月中旬 Nanyang出願完了
2022年3月中旬 Nanyang面接
2022年3月下旬 Nanyang合格通知
TOEFL / IELTS
Reading、Listening:ゴールデンウィークの集中講座でReading、Listeningの効率的な解法を教えていただいたのが大変役立ちました。IELTS Online Pracice Tests.comでは本番のコンピュータ試験のようにweb上で解けるようになっているので、講座で学んだ解法を用いてたくさん解きました。(無料、詳しい解説も有り)これにより各セクション8.0を取ることができました。
Speaking:ほうぼうでお勧めされている中国のIELTS情報サイトで、直近どのようなトピックが出題されたかを確認し、一人でぶつぶつ練習しました。
Writing:集中講座でいただいた表現集を暗記しましたが、実際にタイムリミットを設け長文を書く練習を怠っていたため、各セクションの中で一番低い点数となりました。
GMAT / GRE
低いスコアで終えてしまったので、スコアメイキングではなく勉強ツールについて共有したいと思います。
MBA受験生の中では比較的珍しく関東圏に住んでいなかった為、当初予備校の通学に懸念がありましたが、コロナ禍でオンライン講座が普及し、問題無く受講が出来ました。一方、私自身がオンライン受講に慣れていなかったため、暫くの間は配布されたPDF教材へのメモに難儀しておりました。(早くプリントアウトすれば良かったのですが。。)途中でiPadを購入してからは勉強が大変捗るようになりました。問題集も基本的に電子版を購入し、iPadのみでどこでも勉強できる体制にしました。
既に皆さんも活用されているかもしれませんが、個人的には以下の理由でタブレットでの学習がお勧めです。
①予備校からもらったPDF教材をノートアプリ(Good Note5等)に取り込み可能
PDFをノートアプリに取り込むことで、簡単にメモが書き込めます。特に長文読解のRCでは、解説中に問題文中に印をつける等、書き込みが多かったので、タブレットで講義ノートを作成していました。また、取り込んだ文章のみならず、自分で書いた文字も検索可能なので便利です。
②外出先での勉強がしやすい
重たいGMAT参考書を常に持ち歩く必要も無く、人目を気にせずどこでもスマートに勉強できます。学生時代と異なり裏紙が家に全く無かったので、Mathの計算もすべてiPadに書いていました。
エッセイ
Samさんとは、エッセイ添削や面接練習等制限の無いUnlimited Hours Packageを契約しました。何と言ってもレスポンスが非常に早く、アドバイスも的確で大変助かりました。暫くブランクが出来てしまった時や、模擬面接の出来が悪くても常にポジティブな声かけをしてくださり精神的にも救われました。
推薦状
社費派遣のため、現職の上司と人事部長より推薦状をいただきました。
インタビュー
日本人在校生の方からどのような質問を受けたか教えていただき、繰り返し練習しました。また、Samさんのモックインタビューのお陰で終始自信を持って受け答えができました。
MBA生活
<講義>
基本的にはどのモジュールも教授と学生間のインテラクティブ形式です。事前に配布されたスライドやテキスト、ケースを読んでおかないと、予備知識が無い場合は特に授業についていくことが大変です。一方で、配布資料を読み込んでいても講義内で発言をしないと、その努力は誰にも伝わりません。また、日本人特有かもしれませんが、質問の答えがなんとなく分かっていても挙手を躊躇している間に、他の学生が答えてしまい後悔するということがよくあります。そのため、講義内で何が聞かれるか、どう答えるかということを意識しながら予習をしています。
<グループワーク、プレゼン>
事前にケースを読み、授業内でグループごとに議論し発表、または事前にグループでプレゼンを準備して発表をいます。プレゼンの準備は授業後や早朝等、講義・就活の合間を縫って行いますので、プレゼンやテストが集中している期間は非常に忙しくなります。
<講義外>
幸いキャンパス内の寮に入ることができ、快適に過ごしています。徒歩5分圏内に3つのカンティン、寮内にジムもあります。偶然会ったクラスメイトとご飯を食べたり、一緒に時間を過ごす等して日々交流を深めています。
メッセージ
これまで製造畑のキャリアを歩んできたため、MBAで学ぶアカウンティングやファイナンス等の基本科目ですら全く知識が無い状態での入学となりました。自分には難しすぎるのではと考えMBAに踏み出せなかった時期もありました。それでもなんとかTrimester1を終えることができています。基本的には予復習をし、プレゼンの準備も入念に行えば問題ありませんが、私はクラスメイトに何度も救われました。同じような境遇の方も是非挑戦していただければ幸いです。受験生の皆さんを心から応援しております。