NTU MBA
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Aさん/私費

自己紹介

大学を卒業後、機械部品メーカーに新卒で入社し、マーケティングと営業を4年ほど経験。5年目の5月に退職し、私費でNanyang MBAに留学しました。
学生時代に短期留学の経験はあるものの、ほとんど純ドメで、仕事でも英語を使うことはありませんでした。

Why Nanyang MBA

アジアトップレベルのMBAとして認知されている香港とシンガポールのプログラムの中で、最も多様性を重視し、少人数かつ実践志向で、アジアビジネスを学べることができる点に魅力を感じたのが理由です。
また、私費での留学で資金も限られていたため、期間ができるだけ短く、できるだけ安価なプログラムを探していました。
この点でもNanyangはシンガポールのMBAの中で最も安価かつ期間が短い理想的なプログラムでした。

受験スケジュール

2014年11月 学生時代のカナダ留学中に人生初のIELTSを受験。Overall6.0。

2017年4月 社会人生活開始と同時にMBAをなんとなく意識し始める。本格的にIELTSの勉強を開始。

2017年9月 2回目(日本国内では1回目)のIELTS受験。最初の目標であるOverall6.5を達成。

2017年11月 Overall7.0を目指して3回目のIELTSに挑戦するもスコアは変わらず6.5のまま。以降、諸事情で英語の勉強から一旦離れることになりました。

2019年7月  MBAの受験を決意。

2019年9月 4回目のIELTS受験もスコアは変わらず。

2019年11月 5回目のILETS受験もスコアは変わらず。この時点でOverall7.0はほぼ諦め、GMATの勉強開始。

2019年12月 GMATのMathに向けて白チャートI+Aを開始。

2020年2月 「今回を最後にしよう」と6回目のIELTSに申し込んだが、当日の体調不良で欠席。IELTSの受験はここで終了し、GMATの勉強に移行。

2020年3月 マスアカの教材開始。

2020年4月 GMAT MBA.JP(濱口塾のオンライン講座)受講開始。

2020年8月 Prepに挑戦。1回目がOverall510、2回目がOverall540という絶望的なスコア。同じ週の週末に本試験の席が空いていたので記念受験のつもりで受験したところ、Overall640が出てGMATの勉強を終了。

2020年9月 コンサルと契約し、CV、エッセーの作成開始。

2020年11月 NTU出願

2020年12月 NTUよりインタビュー招待

2021年1月 NTUインタビュー実施

2021年1月 NTUから合格通知。すぐにオファー受諾と入学金振り込み。

TOEFL / IELTS

TOEFLは一度も受験せず、IELTSに絞って対策を行いました。基本的には公式問題集を何度も解くという方法で、勉強をしました。
ライティングが特に苦手で、IELTS対策の英語教室にも通いましたが、6.0を超えることはできませんでした。スピーキングはオンライン英会話を活用して対策を行いました。

GMAT / GRE

GMATを受験しました。特に苦手意識が強いMath(Quantatitive)を克服するため、最初に算数・数学に着手しました。

白チャートⅠAの例題全てを2周し、マスアカを3周(1、2周目は全ての問題を解き、3周目は1、2周目で間違えた問題のみ)。
マスアカは数学戦略ハンドブックプラス引っかけ問題集だけで、通信講座は一切手をつけませんでした。CR、RC、SCは濱口塾のオンライン講座”GMAT MBA.JP”を活用し、ひたすら問題を解いて、解説を聞くという作業を繰り返しました。

Prepを受けてみたところ1回目510、2回目540というスコアに絶望しましたが、記念に一度受けてみようと思い受験した本番のテストで640が出て出願スコアとしました。

エッセイ

まずは自分の経験と考えの棚卸しをする必要があったので、自分のことを全て日本語で箇条書きしました。
これまでの仕事での成功体験と失敗体験、学生時代の成功体験と失敗体験、これからやりたいこと、MBAを目指したきっかけなど、とにかく全部書き出しました。

次に、設問に回答する形で日本語で箇条書きしていきます。箇条書きしたら、これを日本語の文章として成立させ、英語に直していきました。

直した英文を契約している日本人カウンセラーにチェックしてもらい、自分で修正してまたチェックしてもらう、という作業を納得いくまで何度も繰り返していきます。
僕の場合、1校につき3〜5往復分はチェックしてもらいました。また、イギリス帰りの知り合いにもチェックをお願いしました。

推薦状

私費でかつ伝統的な日本企業に勤めていたため、上司を含む上の人に推薦状の作成を依頼することはできませんでした。最初は一つ上の先輩にお願いをしましたが断られてしまい、受験を断念せざるを得ないところまで追い込まれました。

最終的には、一人は同じ部署の先輩、もう一人は以前の部署で同じプロジェクトに関わってその後転職された先輩に書いていただきました。

インタビュー

想定問題集を作り、スムーズに回答できるようになるまで訓練をしました。また、オンライン英会話の先生や妻にお願いをして、面接のロールプレイングを何度も行いました。

MBA生活

同級生の中で英語力最下位をひた走っていますが、コンサルやファイナンス出身の学生が多い中で、数少ない営業出身、数少ない製造業出身、そして学年で唯一の日本人というユニークさでなんとかプログラムの1/3を乗り越えました。
勉強だけでなくケースコンペティションやブランドアンバサダーなどの活動も並行して行い、毎日忙しい日々を送っています。

メッセージ

自分よりも圧倒的に優秀な人たちに囲まれて、毎日のように惨めな思いをしていますが、裏を返せば自分が学年のだれよりも伸び代があると捉え、前向きに日々を過ごしています。
恥を捨て、失敗や対立を恐れずにやりたいことに挑戦すれば、プログラムを終える頃には大きく成長できていると思います。