NTU MBA
日本人向け情報サイト

Cさん/社費/Nanyang-Waseda Double Degree

Why Nanyang MBA

会社の指定によりNanyang-Waseda Double MBAプログラムを選択(会社派遣)。
会社としてグローバル展開に注力する方向性の中、Market Valueを発揮し、海外での事業展開の一翼を担う人材を育成する方針ゆえ、当方に白羽の矢が立ったもの。
アジアを中心に20か国以上より学生が集まるNTUでは国籍豊かなクラスメイトとの交流を深め、彼らのスタイルを学ぶことができ、かつ早稲田では日本企業に関するビジネスケースを多く学ぶことができるため、このプログラムは当方の所属企業の方向性に強く合致する選択であった。

受験スケジュール

2016年1月末 会社よりMBAの命を受け、受験勉強を開始

2016年2月    GMAT、TOEFL受験開始

2016年3月    エッセイ・レジュメ作成開始、推薦書作成、3月末出願

2016年4月    GMAT/IELTS受験終了(急遽TOEFLよりIELTSに変更)

2016年5月    NTU訪問、インタビュー実施。NTUより仮オファー受領

2016年6月      早稲田よりオファー受領

(正式なNanyang-Waseda Double MBAプログラムへの合格通知)

英語力全般について

アジアのMBAでは日本人の場合、GMAT600前後、TOEFL85点、IELTSは6.0でも合格実績が多数出ている(NTUの公表要求値はTOEFL100、IELTS 6.5、欧米トップはTOEFL100-110、IELTS 7.0-7.5)。
しかし実際にはNTUのクラスメイトの多くはGMAT700前後のスコアを持っており、同等程度のスコア(英語力)がなければ授業やコミュニケーションで遅れをとる可能性が高いため、合格することだけを目的にするのではなく、しっかり授業内容を吸収するためにも高い点数を目指すことが推奨される。

特にインターンシップ、就職、交換留学等、MBAの成績(GPA)の提出が必要な場面も多々あるため、 授業で良い成績を取得するためにもTOEFL100、IELTS7.0、GMAT700といった基準相当の英語力をつけた上、入学することは重要と考える。
GPAにはクラスへの貢献度(発言の量、質)も反映されるため(GPAの40%を発言で評価する教授もいる)、最低限の英語力は必須。

もちろん成績のみが重要なわけではないが、MBAの醍醐味でもあるクラスメイトや教授とのディスカッション、Case Competition等を十二分に楽しむためには相応の英語力は必須と思料する。
(例えばCNN等英語ニュースを字幕なしで流して見て、一度で大体理解できる、英語記事も A4の1ページ程度の量は5〜10分程度で十分に理解し、自身の意見を述べることができる、など。英語スコアにこだわる必要はないが訓練は必要)

GMAT

本来であればTOEFL/IELTSのスコアメイクがある程度出来てから準備を開始するもの(前提の英語力がなければ太刀打ちできないレベルゆえ)だが、
MBAの選考基準ではTOEFL/IELTSのスコアよりも、GMAT、大学・大学院の成績、エッセイ、レジュメ、推薦書、インタビューの内容が重要であるため、時間がない中、GMATのスコアメイクを優先。

Math

高一レベルまでの数学。英単語さえ覚えれば、理系院卒(センター試験数学を満点取れるレベル)の方なら49点(51点満点)は安定的に取れると思われる。
当方はOfficial Guideを1周解き、後は模擬試験で演習(理系院卒で非常に助かった。
もしも文系だったら期限内にGMATはクリアできていなかったと思われる)。
文系の方はマスアカと呼ばれる問題集を買い、演習することが推奨されている。

ただの数学なので予備校を使わず対応可能と個人的には考えるが、実際37問を70分で解くのに相応の計算スピードが必要となるため、理系でも難儀する方は多いと想像する。

Verbal

ほぼ全ての日本人が苦戦するパートで、SC(文法)、CR(読解)、RC(読解)の三構成。
独学するのであれば、まずある程度語彙力をつけた上で、唯一の日本語の参考書(アゴスジャパン)を一読し、wlimits(Web検索すれば出てくる)のSC、CRの解法を覚え、ひたすらOfficial Guide(以下、OG)で演習、ほぼ全ての問題をきちんと理解(なぜ正解か)するまで繰り返すことが推奨されている。
OGの回答を見てもなぜ間違っているのかわからないという方、最初から教わった方が楽と感じる方は予備校を活用する模様。
ただOGの問題はWeb上(GMAT CLUBというサイト)に解説が充実しているので、そちらも利用可能。
当方は最初の1か月は単語暗記に集中(TOEFL3800)、その後OGを3周解き、後は模擬試験を数回解いた段階で時間切れとなった。

英文のレベルが非常に難しいので、普通の人はまずは語彙力をつけることが先決と思われる。
後でわかったことだが、SCはテクニックの暗記で正答率を上げられる部分もあるため、御徒町のYESという超有名な予備校の吉井先生にSCをまず教われば(短期講座もあるはず)勉強を効率化できたかもしれない。
残りのCR、RCはテクニックでなんとかなるものではなく、高い読解力、速読力が必要となり、地道に語彙力をつけて多読する訓練をするしかないため、SCで時間短縮できれば、多少はスコアメイクの助けとなる。
当方は特に終盤CRとRCの正答率が5、6割程度に安定した一方、SCが2、3割しかとれない状況であったため、SCのテクニックを最初に学んでいればもう少しスコア改善できたのではないかと感じている。

実際の受験について。GMAT(Web試験)は年間5回しか受験できない制限があり、かつ受験の間隔は2週間程度開ける必要があり、計画的な受験が望まれる。
ただし上記で書いているWeb上の模擬試験(GMAT PREPと検索すればソフトウェアをインストールでき、自宅のPCで受験可能)が非常に秀逸であり、本物と全く同じクオリティで演習が可能ゆえ、わざわざ一回30,000円以上する受験料を払わずとも力試しができる。
但しPREPは2回分しか問題がないため、勉強開始時と本番前の力試しに取っておきたい。
当方は一度しか取り組めなかったが、PREPの推奨されている使い方は、一度解いても答え合わせをせず、暫く自習を進めた後に再度解く、ということを繰り返す使い方(詳しくは他Web情報参照)。
他にはMANHATTANシリーズの本(有名なのでWeb参照)を一冊でも買えばWebの模擬試験が6回分ついてくるので、OGでの演習が終わったら、其方を何度も解き、PCでの問題演習に慣れ、解法も身についてきたところで、たまにPREPにトライするのがいいのではないかと。

また、当方は至らなかったが、MANHATTAN(本の方)のSCとCRは教材としても役立つと評判であり、スコアに行き詰まった方はこれらでじっくり解法を学び(問題集ではなくどちらというと参考書)、再度問題演習に取り組むことでスコアを改善している方が多数いるらしい(詳しくはWeb参照)。
当方も見る限り、SCはYESにいかずともManhattan(特にappendix)の解法を暗記することでの対応も可能と感じている(実際YESに行っていないので比較できないが)。

GMATはCAT方式と呼ばれる採点方法でスコアのボラティリティが高く、その日の体調等にもかなり左右される。
よく言われているのは最初の10問が非常に重要で、最初の10問で正答率が低いと以降挽回しようにもスコアが上がりにくくなるという噂。
逆に最後まで解き終わらずとも、最初の10問程度の正答率が高いと以降間違えても比較的高い得点レンジに留まることができるらしい。
当方は基本最後まで解くようにし、噂は気にしないこととした。
模試で問題を全て読んで時間内に全問回答できる(正誤に関わらず)程度になってきたところで600点程度が取れる自信がついてきた。

AWA、IR

GMATにはMathとVerbal以外にIR(統計&読解)とAWA(英作文)という問題があるが、IRは評価の対象となっているかは不明。
当方は4点/12点というひどい点であったが、一切結果について触れられなかった。
AWAは英作文の力を見るのに評価されると思われるため、6点満点中4点以上は取っておきたい(最低必要点の要求は公表されていない)。
形式をAGOSの参考書で押さえておき、あとはTOEFL、IELTSの対策の延長線上で練習すればいいかと。

TOEFL / IELTS

TOEFLではライティング、スピーキングはリスニングとの複合問題になっており、聞いた内容をそのまま話す、書くだけでよい問題もあるため、リスニング力があればTOEFLの方が取り組みやすいと思われる。
当方はリスニングが一番の課題であったため、TOEFLの対策は限られた時間の中で難しいと判断し、それぞれのパートが独立しているIELTSに移行。
2月から4月末までTOEFLを念頭においていたため、土壇場での変更に不安はあったが、過去問を一度解いて明らかにIELTSが馴染み易いと感じたことと、Web上の情報を頼りに断行。
結果、ギリギリの点数で乗り切ることができたので英断であったと言える。

リーディング

TOEFLを念頭に置き、先ず単語暗記。
TOEFL3800をまずrank3まで8割程度覚えないと文章が読めず、お話にならなかったため、最初は単語暗記に注力(毎日200語程度単語暗記)。
3月から演習に入りたかったが、出願書類、GMATの対策でほとんど時間が取れず、結局4月後半より初めて問題演習を開始できるようになり、ここで先に述べた通り、IELTSへの切り替えを実施。
一度もIELTSを受けたことがなかったため、急いで新宿のLINGO主催のIELTS集中講座に飛び入り参加、解法の要領を習う。
以降1週間程度、日本語の問題集を二冊演習した時点で、時間切れとなった(洋書を買ったが無駄に・・)。
初めてのIELTSだったが、TOEFL3800の単語をほぼ覚えたこと、LINGOでの練習とGMATの演習(文章はGMATの方が難しい)でスコアは6.0(本来であればリーディングで7を目指したいところだが)。

リスニング

TOEFLのOfficial Guideの音源を毎日10〜30分程度シャドーイングするように心がけた。
次第に音が聞こえるようになってくるが、次は意味が頭に入ってこないことに悩まされた。語彙力と読解力(リーディング力)も同時に伸ばすことが肝要と感じている。

2か月程度続けても、いまいちリスニング力の改善を感じられなかったため、GMAT終了後(5月)からシャドーイングの時間を1〜2時間/日とし、本格的に対策を開始。
IELTSの教材の音源を利用し(ちなみにIELTSはイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語)、2〜5分程度のパッセージをシャドーイングするようにした。
結局シャドーイングできない音は聞こえていない音なので、いかにシャドーイングできる音を増やせるか、と自分の中で結論付け、時間をかけてより多くのパッセージをシャドーイングするように努めた。
いくぶんかの改善を実感できたので、感覚的にはこれを2、3か月続ければ高得点が狙えるレンジに入ってくる気がしている。(IELTSスコアは6.0)

ライティング

TOEFL、IELTS共にこのパートは予備校の集中講座を受けて要領を掴んだ。
このパートは予備校でポイントを掴んだ上、練習に励むことが効率的と考える(参考書のライティング回答は満点の回答がほとんどなので、あまり参考にならず、日本人が書けるレベルの表現を教えてくれる予備校がここでは効果的)。

TOEFLは2問の英作文が課せられるが、1問はリスニングした内容の要約問題のため、リスニングに自信あればTOEFLが楽。
TOEFLはPCでのライティングであるのに対し、IELTSのライティングは手書きで、字数が足りないと大きく減点される、問題の文章をパラフレーズせず書き写すと減点される、などTOEFLより採点が厳しく、6.5以上取るのは難しいと言われている。
当方は対策にあまり時間をかけられず、予備校で教わった表現を覚え、あとは回答集を眺める程度で演習はあまり行わなかったが、普段仕事で英語を書いていたので、極端に苦手意識はなかった。
最初は、時間内に必要な文字数が書ききれない、という課題に直面する方が多いはずであり、とにかく自分で日々書く習慣をつけ、ネット上の安価な添削サービスなどを利用して早く書けるように訓練することが肝要かと。

スピーキング

IELTSは対人。TOEFLはPCのレコーダーに向かって話す形式。
TOEFLのスピーキングもリスニングした内容を要約する問題が半分程度出題されるため、聞けない限り話すこともできず。
また時間制限もあり、自動的にレコーダーが止まるため、難易度が高く感じた。

IELTSは対人であるため、TOEFLよりは大分取り組みやすい(質問を聞き返しても良い)。当方はGABAに通っているため、GABAで5月からIELTS対策を実施。
ただし時間なく、計2時間程度しか対策の時間が取れず、対策が不十分であったことが反省。
また、普段仕事で意識的に英語を使うようにしており、GABAにも2年程度通っているが、ビジネス英語に特化しているため、日常会話になるとまた難しさを感じた。

IELTSでは流暢さが重要であり、流暢な上で質問にきちんと一貫性を持って応えているか、文法にミスがないか、などが評価される。
日々話すことが肝要で、定額で話し放題のレアジョブなどを駆使して、対策することが望ましい。

エッセイ・レジュメ

内容を練る時間が惜しかったので(何を書いていいかわからなかったので)、AFFINITY@大手町のカウンセリングを受け、その場でネタ出しを実施。
AFFINITYのカウンセラーは質問形式でネタを引き出してくれたため、非常にスムーズにエッセイの作成に取りかかれた(その場で出たネタを全てエッセイに盛り込んだ)。
また、レジュメやエッセイ(65 Successful Harvard Business School Applicant Essaysという本を貸してもらい書き方の参考にした)のサンプルも提供してくれるので、非常に有用であった。

NTUエッセイの内容はWHY MBA、WHY NTU、今まで達成したこと、社会の持続的成長について貢献したこと、困難を乗り越えたエピソード、など就職活動のエントリーシートのような内容。
レジュメは日本の形式とは違い、主にこれまでのAccomplishmentsの羅列ゆえ、これまでの仕事での達成事項を記載。

ドラフトを5日間程度かけて書き上げ、MBA用の外部添削サービスにPolishを委託し時間節約を図った。
エッセイはEssay Edgeに、レジュメはTOP ADMITにそれぞれ委託。(Resume edgeの方が有名だがインタビューが必要。当方はあまりに時間がなかったのでインタビューをスキップできるTOP ADMITを採用、レジュメはテンプレートも頼めばお勧めで作ってくれる)。
それぞれ3万円程度と、かなり高額だったので、正直MBAに相応しい脚色、内容に変貌を遂げるのかと期待したが、ただの校閲の域を出ない内容が返ってきた(あまり大きな変更はなかった)ので、GABA英会話の先生に見て貰えば良かったと若干後悔したものの、48時間以内に返ってくるサービスについては時間がない中、助けられた。

エッセイ・レジュメはMBAの選考で非常に重要な参考書類となるだけでなく、インタビューもエッセイ・レジュメに沿って行われるため、手を抜かずしっかり作成することが重要。
欧米トップ校を受験する場合は皆、外国人のMBA専門のカウンセラーを雇い(時給数万円でカウンセリングを実施、エッセイの指導をしてくれる)対応することが多い模様。
当方の場合は、時間がないこともあったが、6年間の勤務で4箇所の部署での経験もあり、商社の仕事は受けがいいだろうということ、更にネタは他受験者より豊富にあると信じ、斯様な高額なサービスに頼るには至らなかった。
時間が十分にあり、トップ校を目指していて、エッセイのネタをじっくり練って最高のものを作りたい場合は、上記対応をとることにな
る。
(周りが皆そうしているので、ついていかないと他の日本人と比較して見劣りする可能性がある、と不安になるが、結局今までの経験をきちんと表現することが大事であり、当方のようなやり方でも十分通用するのではないかと個人的には考える)

インタビュー

GMATの正式スコア(AWA)が出た旨を大学に伝えた同日にインタビューの連絡あり。
通常はSkypeでのインタビューを実施することになるが、当方の場合、切羽詰まっていたこともあり、直接訪問しての面接を依頼、1週間後に弾丸で訪問し、面接を実施。

内容はエッセイの域を出ず(WHY MBA, WHY NTU、WHYシンガポールなど)エッセイに書いた内容をしっかり自分の言葉で話せるようにする必要がある。
当方は急ぎ想定質問、回答集を作成、GABAに持ち込み、計3時間程度練習をして本番に臨んだ。

面接官は2名、面接は至極和やかな雰囲気で進み、15分程度志望動機など話した後、もう15分程度は英語の勉強方法、今後のスケジュール、大学の設備等の話があり、最後に此方から2、3点質問をして30分強で終了した。
面接後は学内を案内してもらい、アドミッションのキーマンになる准教授にも挨拶して帰国。
面接では特段トリッキーな質問もなく、雰囲気も終始よかったため、訪問して正解だったと感じている。

MBA生活

Trimester 1終了段階での所感。
Trimester 1は6つの授業で6つの異なるグループ(各4〜5名程度)が形成され、個人の課題に加え、多々グループワーク(プレゼン準備、レポート作成等)を行う必要があった。
グループは他国籍メンバーで構成され、組み合わせによっては コンセンサスに辿り着くのに時間を要することもしばしばであり、これもMBAの醍醐味の一つだと実感。
やはり苦労した点は英語であり、欧米人がNative Speedで話せばキャッチできず、インド人、シンガポール人については速いだけではなく、強烈な訛りも加わり、慣れるのに時間を要する。
またリーディングスピードも遅いため、ケースの読み込み等、予習も他学生の倍程度時間が必要。参加型の授業ゆえ、積極的な授業への参加(質問等、発言)が要求され、それが授業の評価に20%程度反映されるが、まず教授が何を言っているかわからなかったり、インド人学生の発言が理解できなかったり、と授業への貢献度が低い状況が続いた。

当方固有の問題だが、発音でも非常に苦労しており、所謂日本人英語では全く通用しないため、発音矯正も課題であった。
一方、クラスメイトは非常にフレンドリーであり、英語のクオリティに関わらず、積極的な発言・態度に対してはウェルカムな雰囲気があるため、恐れずどんどん発言していく姿勢が重要(MBAではそういった姿勢・チャレンジが評価される場所ゆえ)。
とにかくSpeak upすることが重要であり、結果、英語も少しずつだが確実に身についてきていると感じている。

英語以外ではほとんど苦労はなく、23カ国から様々な学生が集まっているが、飲み会、スポーツクラブ(バスケットボール、サッカー、バドミントン)等を活用しながら学生とは良好な関係を築けており、学内での生活にもすっかり慣れ、問題なく生活ができている。
学校は都心から離れており、街に出るにはバス、電車を乗り継ぐ必要があり、また、時間をかけて外に出て行く意味もあまりないため、平日は基本学内で勉強に集中し、金・土の夜は時間があれば外に友人たちと出かける、という生活スタイルを続けていた(Trimester 2も同様)。

最後に、Nanyang-Wasedaの選択は当方にとって非常にメリットが大きく、是非今後の日本人学生にもお勧めしたい。
Nanyang-Waseda Double MBAの学生は当方含め11人いるが(日本人は当方のみ)、この11人でグループが形成され、行動する機会が多々ある。
彼らは日本語の勉強、日本での生活に関して当方に期待しているため、普段より当方の近くにいるよう心がけており、朝から晩まで一緒に勉強し、授業を受け、食事をとることが非常に多くなっている。
それは当方に取っても非常に有益であり、英語の練習にもなり、授業やテストの情報も漏らすことがなく、多少日本語を教える等に時間を取られることもあるが、トータルメリットの方がはるかに大きいと感じている。

メッセージ

NTU MBAは1年間という短い期間ですが、強烈にIntensiveな内容となっており、23か国から集まる海外の若手エリート達とこれ以上なく濃厚な時間(クラス以外でも議論、飲み会、旅行、etc.)を過ごすことができます。
今後企業の先端に立ってアジアの経済を支えていくだろう、クラスメイト達のPersonality、Nationality、Cultureにとどまらず、ビジネススタイル、考え方を知り、関係を構築するKnow-Howを学ぶことができる点は、今後我々が世界で戦う上で大きな武器となると確信しています。
当方もまずはアジアを知り、今後成長が期待される国々(アジア、アフリカ、南米地域等)でのビジネス展開(また、その国々の発展 )に貢献する人材を目指し、このMBAを最大限活用していきたいと考えています。

是非みなさんにもMBA後に自分が何をしたいのかを見つめ、強い意志とモチベーションを持って入学していただき、ここでの学び・収穫を最大化してもらえればと思います。