NTU MBA
日本人向け情報サイト

Bさん/私費

Why MBA

いわゆるITコンサルとして、サプライチェーンの分野で働いていましたが、学部では理系の勉強をしていただこともあり、クライアントと会話する際に経営全般の知識の不足を感じることがありました。
また、キャリア的には、幸か不幸か技術的なこと(プログラミングなど)を担当することが多く、今後同じ会社で働く場合には、より技術的な部分に特化していくことを勧められました。
個人の興味がより経営寄りのところに移ってくるに従い、このままずっとシステムの部分を担当し続けることに疑問を感じるようになりました。

その他、業界自体への疑問や、年齢、貯金額などを考え、いまならMBAを無理なく取得し、生かせるだろうと、取得しようと思いました。
というのが表向きの理由ですが、人生をもっと面白くしたいという思いもあったと思います。
学部でアメリカに留学し、人生が広がった思いがあったので、もう一度やってみてどのような世界になるのか見てみたい、という気持ちがありました。
当時よく読んでいたブログや本の著者の多くがMBAホルダーだったことも影響していると思います。

Why Nanyang MBA

大きく以下2つの理由で選択しました。

1)シンガポールにあること
アメリカは予算オーバーだったので諦め、ヨーロッパや香港も検討しました。
今後伸びるであろう東南アジアとより強いネットワークが得られると思い、シンガポールの学校にしようと思いました。

2)期間
NUSからもオファーをいただきましたが、Nanyangのほうが短い期間で修了できるのでNanyangとしました。
また、交換留学のオプションで、期間を伸ばすこともできることも考慮しました。
その際、例えば3学期制で3学期目が交換留学先となり、クラスメイトとバラバラのまま卒業するのがなんとなく嫌だったので、一旦MBAの日程が終わってから交換留学するほうが良いと思いました。

受験スケジュール

※アメリカの大学を出ているのでTOEFL/IELTSが不要であったこと、理系だったのでGMAT(Quantitative)の準備が楽であったことなど、特殊な事例かと思います。

7月:GMATの予備校(Verbal)を受講
10月:GMAT受験 目標点クリア(620)
10月‐12月:エッセイ・インタビュー準備・推薦状の依頼など
1月‐3月:インタビュー+オファー

GMAT / GRE

Verbalは予備校で一通り教えてもらって過去問演習、Quantitativeはひたすら過去問演習でした。
結果的に一回目で最低限のスコアが確保できたので、NanyangとNUSどっちもダメだったらまた考えようと、一旦その段階で終わりにしました。
GMATは無駄とは言いませんが、GMATで高得点を取ることが目的ではないので、目標とするMBAに必要な点を見極めて効率よく目標点をとることを目指すのがよいと思います。

エッセイ

カウンセリングを利用しました。キャリアの棚卸し、MBA後の目標など、考える良いサポートとなりました。
2014年時点でのNanyang/NUSに合格することだけを考える場合は、必ずしも必要ではないというのが印象です。
自作してEssay Edgeでも大丈夫だったような気がします。
ただ、その後のインタビュー(MBA/キャリア)の段階ではきちんと考えておく必要はあるので、無駄にはならないと思います。

インタビュー

以下実施しました。

①レコーディングインタビュー
②Skypeインタビュー(教授)
③Skypeインタビュー(採用担当)

インタビューはきちんと評価されているように感じました。
(NUSはよくある質問をされただけだったので)③があったのはおそらく②がイマイチだったからだと思います。
②では、企業の戦略などについてディスカッションしたような記憶があります。

メッセージ

1年間は早いです。自分探しをされたい方はもう少し長いプログラムを探されるのがよいと思います。
そうではなく、目標がある程度決まっており、そのための仲間と場所がほしい方にはとても良いプログラムだと思います。
※記載時点では約11ヶ月のプログラムです。

仕事をしながら、プライベートもメンテナンスしながらのMBAの準備は本当に大変だと思いますが、MBA生活を想像して、なんとか乗り切ってください。
きっと投入した労力に比例した楽しい生活が待っているはずです。