NTU MBA
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Dさん/社費

Why MBA

9年間の会社生活の中で、将来は、海外グループ会社の経営に携わるという目標を立てました。
そのためには、経営学の知識、英語力、そして、外国人との共同作業経験(グループワーク)が必要だと思い、その全てを学べるMBAを志望しました。

Why Nanyang MBA

幼少時代、インドネシアで過ごした経験と、会社がアジア中心にグローバル化を進めている状況を鑑みると、必然的に志望エリアはアジアの中心であるシンガポールに限定されました。

シンガポールの中で、Nanyangを選んだ理由は、
①多くの国籍の外国人が在籍している
②学生のほとんどが寮生活で、一体感がある
③1年間というプログラム期間が魅力的であった(社会人経験をロスする時間を最小限に抑えたかった)
④市内からやや離れた場所にあるため、勉強するには良い環境であると思ったためです。

受験スケジュール

2011年6月 社内選考合格
2011年7-9月 TOEFL対策のため、週末、東京の予備校に通学(福岡勤務)
2011年11月 福岡で予備校(TOEFL)に通学&大阪の濱口塾(GMAT)で音声授業受講
2012年4月 TOEFLのスコアが上がらず、12年の出願を見送り、13年の出願を目指す
2012年12月 TOEFL出願スコア獲得
2013年2月 GMAT出願スコア獲得
2013年1-3月 濱口塾でエッセイ対策に注力
2013年3月 出願
2013年3-4月 インタビュー対策に注力(濱口塾提携の専門講師&ネイティブとの個人レッスン&レアジョブ)
2013年5月 合格

TOEFL / IELTS

TOEFLは、受験生の英語力を測る試験で、大抵の日本人は、Listening/Speakingに苦労しますが、私もその顕著な例で、最後の最後までその課題を克服することができませんでした。
また、なかなか結果の出ない私は、合計35回も受験する結果となってしまいました。

それぞれのセクションで感じたことを記載します。

Readingに関しては、受験前の英語力が高ければ比較的すぐに高得点を獲得できますが、私の場合、開始段階で英語力が低かったので高得点(20点代後半)をとるのには時間を要しましたが、勉強開始後1年でコンスタントに高得点を獲得できる様になりました。
単語力と読解力を地道に鍛えて、あとは解法テクニックをアゴス等の予備校で学べば良いと思います。

Writingに関しては、最も安定的にスコアを獲得できるセクションであり、私は勉強後半年で20点代後半を獲得できる様になりました。
予備校のテンプレを活用するのが得策で、あとはエッセイ対策を早めに実施して、書く練習をすることが大事だと思います。

Listeningに関しては、一番苦労し、最後まで25点以上の高得点を獲得することができませんでした。
シャドーイング、リピーティング、ディクテーションといったListening勉強法は全て試し、勉強時間以外、家ではABCニュースを常に流しておりましたが、スコアアップできませんでした。
勉強中の集中力をもっと高めることと、早い段階でネイティブとの英会話を実施した方が良かったと今では思っております。
(英会話はインタビュー対策から実施しました)

Speakingに関しては、Listeningの次に苦労しました。Listeningと同様に、早い段階でネイティブとの英会話を実施した方が良かったと今では思います。

GMAT / GRE

GMATは受験生の能力を測る試験で、大きくは、Verbal(国語)とMath(数学)、AWA(エッセイ)に分けられます。
TOEFLよりも難易度は高く、苦手とする日本人が多い試験です。この試験は、独学での勉強は不可能に近く、効果的な予備校を選択することが高得点をとる近道かと思います。
私は、濱口塾という大阪の専門学校に入学し、音声授業やスカイプによる質問を行っておりました。

エッセイ

エッセイは出願書類の中で最も重要な提出物で、大学によってお題は異なりますが、「なぜMBAか?」「なぜ、その学校か?」「自分の強み/弱み」「学校への貢献」等を徹底的に突き詰めます。
考えるプロセスが重要で、私は上記の濱口先生とスカイプとE-mailで何度もディスカッションを行いました。

また、インタビュー後、合格率を少しでも高めるために、実際にNanyangを訪問することで志望動機が更に高まったという内容の追加エッセイを提出しました。

インタビュー

インタビューは、書類選考後の最後のプロセスで、英語でのコミュニケーション力、内容(論理的かどうか)、プレゼンテーション能力等を測られます。
圧倒的に英語力の低い私が、一番不安とするプロセスでしたが、濱口塾提携の専門講師とのインタビューレッスンを受けることでその課題を克服しました(スカイプで1回1時間、計15回受講)。
そのレッスンは、模擬インタビューを40〜50分実施して、残りの時間がフィードバックに充てられます。そのアドバイスが、明確かつ論理的で、私は毎回録音し、その内容をノートに書きとっていました。
そして、その内容をレアジョブ(25分60回)、ネイティブとの英会話(1時間10回)で何度も繰り返し、復習を行いました。

実際のインタビューで問われたことは、ほとんどがトレーニングしていたため、自信を持って話すことができました。
また、私はスカイプによる面接ではなく、直接訪問して面接を受けました。
Face-to-Faceの面接は、面接官とのコミュニケーションが図りやすいと思ったためです。

メッセージ

私は、大学内部進学(大学受験経験なし)&体育会だったため、中学生以来の本格的な勉強になりました。
その代償は大きく、合格するまで2年という長い年月がかかってしまいました。
しかし、そんな私でも何とか合格を勝ち取ることができたのは、受験仲間がいたからだと思います。
通常業務をこなしながらの受験勉強は思った以上に精神的に辛く、同じ境遇の受験生達とモチベーションを高め合うことが重要だと思います。
私は、福岡で出会った数少ないMBA受験生と、常に情報の共有化&モチベーションを高め合っていました。

また、実際にNBSに来て良かったなと思うことは、20カ国から来ているクラスメートと密な関係を築けていることです。
ほとんどの学生が寮生活をしているので、四六時中一緒の時間を過ごしております。
その中で、多くのグループワークやプレゼンテーションを通して、外国人と対等に仕事ができるという自信も少し付いてきました。

MBA受験は生半可な気持ちではできない非常にタフなものですが、受験勉強、そして学校生活を通して戦友ができることが最大のメリットだと思います。
皆様も、戦友を作り、お互いを高め合い、合格を勝ち取って下さい。