Cさん/社費
自己紹介
大学卒業後、新卒で政府系金融機関に入社し、2年間エネルギー関連企業の法人営業に従事。その後、地方の支店にて中小企業の法人営業を2年間経験しました。
海外経験は旅行程度で、それまで業務では英語を使う機会も殆どありませんでしたが、入社前から海外で働くことやMBA留学には興味を持っていました。
Why Nanyang MBA
元々社内の留学制度の対象は7年目以降だったことから、この年次での留学はあまり意識しておりませんでしたが、新制度設立によって挑戦の機会を得たことを契機に自分のキャリアを見つめ直し、このタイミングでのMBA留学を志しました。
Why Singapore:
- アジアビジネスや、金融・物流・人材等あらゆる面において東南アジアのハブとしての役割を持つシンガポールへの興味。
- ストレス少なく勉強できる環境(公用語が英語、生活のしやすさ等)。
Why NTU:
- 比較的新しい大学(1991年設立)であり、実践重視の特徴的なプログラムに魅力を感じた(NTUイベントへのオンライン参加、卒業生・在校生の方々との接触等を通じて更に志望度向上)。
- 1学年70~80名程度(30~40名×2クラス)と比較的少人数でありながら、多様性も重視(約15か国)、濃いネットワークが築けると思った。
- 欧米MBAと比較してアジア人を中心に非ネイティブの比率が高く、積極的な関与が求められる環境にあると思ったから。
受験スケジュール
2023/4末 2023FY社内若手海外留学制度申請
2023/6上旬 TOEFL初受験→IELTSに切替え
2023/7中旬 IELTS初受験(@東京)→ GMAT・出願書類準備に移行
2023/8末 推薦状(2通)依頼
2023/9~10初旬 出願書類作成開始
2023/10 中旬~下旬 Interview対策
2023/10/29 Interview(対面 @東京某ホテル)
2023/11初旬 GMAT1回目
2023/11下旬 GMAT2回目
2023/12/14 NTUよりOffer受領
TOEFL / IELTS
TOEFLとIELTSのいずれも受験経験がなく、また当時地方勤務だったため近くにIELTSの受験会場がなかったことから、まずは6月初旬にTOEFLを初受験しました。しかし、夏までにTOEFLで100点を達成するのは難しいと感じたため、IELTSに切り替えました。
基本的には公式問題集をベースに対策を行い、問題集を一通り終えて試験形式をつかんだ後、リスニングやシャドーイングの教材として繰り返し活用しました。また、すきま時間にはPodcast(例: BBCの”6 minutes English”)を聴いてリスニングとスピーキングの対策を行いました。
7月中旬に東京でIELTSを初めて受験し、OA7.0を取得しました。7.5を目指していましたが、NTUの要求スコアはクリアしていたため、スケジュールを考慮して一旦終了し、その後はGMATや出願書類の準備に移行しました。
GMAT / GRE
8月に入りやっとGMATに手を付け始めました。
Verbalについては全体像が分からないまま膨大な問題集に手を付け始めて時間をロスしてしまったため、早めに全体像を把握し、ポイントを絞って戦略的に動くべきだったなと思います。
(Verbal)
RC/CRについては、8月にAffinity(RC SetA, CR SetA)を受講。いずれも問題を解く上で必要な思考や解法を習得するのに役に立ちました。演習には、基本的にはOfficial Guideやprepを使用しました。
(Quantitative)
アゴスで購入した問題集を一周し、その後はOfficial Guideやprepで問題演習を行いました。
エッセイ
NTU単願だったことやスケジュールに余裕がなかったことを踏まえ、アゴスの日本人カウンセラーと壁打ちしながらエッセイを推敲しました。
- 学生時代の経験や職務経験、キャリアゴール(短期・中長期)、志望動機など、エッセイの核となる部分を整理した後、本格的にエッセイ作成に取り組みました。
- NTUの志望理由やプログラムに関する項目については、社内にNTU留学経験者がいなかったため、NTUサイトやLinkedInなどを通じて卒業生や在校生にコンタクトを取り、Zoom面談をお願いして情報収集を行いました。
- エッセイには、できるだけその生の声を反映させ、志望度の高さをアピールすることを意識しました。
- 最終的には、アゴスに紹介いただいたEssay Edge※という校閲サービスを活用して体裁を整え、締め切りギリギリにエッセイを仕上げました。
推薦状
NTUでは2通の推薦書の提出が求められており、元上司である一部署目の部長と現上司である支店長に依頼したところ、いずれも快諾していただけました。特に元上司は自身もMBAホルダーで、過去に複数回推薦状を作成した経験があったため、MBA経験者としての視点を加えてもらえたことが非常に有難かったです。
インタビュー
通常はGMATスコアを揃えてから出願するのが一般的ですが、地方在住で受験会場が遠く、また、対策を8月に始めたばかりだったため、8月中旬のアドミッションとのCoffee Chat時点では未受験でした。しかし、アドミッションの提案により、10月初旬までに書類を提出し、10月末に東京でインタビュー、その後GMATを受験する形となりました。
NTUはインタビューを非常に重視していると聞いており、実際に私もその重要性を実感しました。英語での面接にあまり慣れていなかったため、10月末の東京での対面インタビューに向け、外国人の個人カウンセラーと契約し、出願書類提出後の2週間で対策を行いました。カウンセラーとは3時間分の契約を結び(15分単位で調整可能)、全4回、すべてオンラインでインタビュー練習を実施しました。毎回、録音データと動画を送ってもらえたため、復習に非常に役立ちました。
カウンセラーから提供された想定質問をベースに、きっちりとした回答案は作成しませんでしたが、模擬面接を重ねる中で、話の組み立て方を学びつつ、内容をブラッシュアップしていきました。自然に話せるようになるまで、すきま時間を活用して練習を繰り返しました。
インタビュー当日は、東京の某ホテルのラウンジで40分ほど行われ、教授とアドミッション担当者の2名が対応してくれました。かなり突っ込んだ質問もありましたが、教授やアドミッション担当者の雰囲気も良く、会話も盛り上がり、終始穏やかな雰囲気で進行しました。
MBA生活
メッセージ
他の大学の状況は分からず恐縮ですが、NTUの場合はアドミが非常にフランクで、質問・悩み何でもWelcomeというスタンスでした(NTU卒業生・在校生の方々も同様のことを仰っていました)。随時HP上でもCoffee Chatを受け付けていますし、出願過程で不明点等があれば、連絡してみてもいいかなと思います。
何かご協力ができることがあれば、微力ながらお力になれればと思いますので、お気軽にご連絡ください。