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Aさん/社費/Nanyang-Waseda Double Degree

自己紹介

大学卒業後、新卒で日系の証券会社に入社。リテール営業を1年行い、その後異動で外国債券・仕組債のマーケテイング・セールス業務を行っておりました。学生時代は、文学部で英語や欧米文化を学んでおり、アメリカ・カナダでの短期の語学留学に言っておりましたが、就職後は、業務でロンドンの現地法人とのやり取りなどがありましたが、主に定型的なメールのやり取りや英語を読むくらいしかしておらず、話す・聞くといったことはほぼありませんでした。社内選考で海外MBAの候補に選抜され、社費でNanyang-Waseda Double MBAの獲得に向けて留学しております。

Why Nanyang MBA

 MBAを志望した理由:

1つ目に、経済・経営の知識不足を感じていたからです。大学が文学部ということもあり、経済・経営の知識がほぼ状態から働き続けてきたため、先輩や上司から教わることも多くありました。今後、キャリアアップを目指すことを考えると、経済や経営、加えてマネジメントも学ぶ必要があると感じ、MBAを志望するようになりました。

2つ目に、キャリアチェンジを考えていたからです。債券という一商品を扱っていく仕事をこのまま続けていくのか働きながら疑問に思っており、MBAで金融・マネジメント・経済などを学ぶ中で、自分のキャリアを見つめなおしてみたいと思うようになりました。

 

 Why Singapore:

最初にシンガポールでのMBAを考え始めたのは、アゴス夏祭りでNUSやNTUなどのシンガポールのMBAの話を伺って興味が沸いたのが最初です。その他の理由は以下の通りです。

  • 自社で開発した商品がシンガポールの取引所に上場していることや、現地法人があることなど、会社と接点があり、シンガポールで働くことに興味があったため。
  • 欧米のMBAに比べてアジア人の比率が多く、日本人でも積極的に発言したり、行動したりすることができそうだと感じたので。(授業の発言も評価対象になるため。)
  • 旅行でシンガポールに来た際に、過ごしやすいと感じたため。(治安良し、交通の便よし、常夏(冬よりも夏が好き)、食事もアジア各国のいろんな食事が食べられます。)

 

Why Nanyang-Waseda:

  • アジアのビジネスだけでなく、日本のビジネスについても学べる機会は貴重だと考えたため。
  • 通常のNanyangのプログラムが12か月であったり、NUSのプログラムが17か月であるのに対して、Nanyang-Wasedaは14か月で2つの学校のMBAの学位が取れるのはコスパが良いと感じたため。
  • 今後のキャリアを考えた際に、日本で働き続けることも海外で働くことも考えており、どちらの学位もとることで選択肢を広げたいと考えたため。
  • 早稲田大学のオープンキャンパスに参加した際に、日本の他大学のMBAに比べて実践的な内容が多くあり、ESG投資やブロックチェーンなど幅広いトピックを扱っており、早稲田大学で学んでみたいと思ったため。

 

受験スケジュール

2022年8月 早稲田大学の企業派遣選抜の社内選考に応募。その際に学歴等を見た人事の方から海外MBAに挑戦してみ ないか、とオファーを受け、海外MBAの受験を決意。社内選考を通過し、海外MBAの候補生に選抜される。

2022年10月 アゴス・ジャパンで英語の勉強を開始

2023年7月 IELTS 6.5を取得、GMAT・GRE対策開始

2023年12月 エッセイ対策開始

2024年1月 出願

2024年2月 面接、Nanyang合格

2024年3月 早稲田合格

TOEFL / IELTS

受験当初はアゴスでTOEFL対策のみを行っておりました。しかし、思うようにスコアが伸びず、TOEFL対策の傍らでIELTSの勉強も始め、IELTSのほうがスコアが伸び、最終的にIELTSのスコアを最終的に使用することとなりました。基本的にアゴスの授業の復習とIELTSの公式問題集を中心に勉強し、語彙が弱かったので、iKonwで別途単語対策を行いました。Speakingについては、HanasoBizで会話対策をインタビューまで行いました。

個人的にはTOEFLよりもIELTSのほうが、受験対策はしやすく、スコアの伸びも早い印象です。また、Speakingも直接ネイティブスピーカーと話すことができ、ストレスが少なく会話することができます。Readingは問題パターンが複数ありますが、演習で慣れていけば7.0以上を取ることも難しくない印象です。Listeningも最終的には6.5で提出しましたが、ほかの回で7.5とったときもありましたので、対策を積めばすぐに稼げるようになると思います。Writingは問題パターンによって答え方が違うので、その形を理解し、頻出の問題から問題演習を行っていきました。

GMAT / GRE

 GMAT・GRE両方受験しましたが、最終的にWaiveとなりましたので、ほかの方の合格体験記を参考にしていたければと思います。

Mathはジェイ・マスの参考書を10周ほど行ったあと、公式問題集での演習を繰り返し行いました。

Verbalはアゴスの授業の復習と公式問題集の復習を繰り返し行っておりました。

GREも途中何度か受けましたが、Verbalの授業を受けて同じく公式問題集の演習を行ったのみです。

どちらの対策もスタートが遅かったので、完全に演習不足だった気がします。IELTSを早めに6.5や7.0まで取ってGMAT・GRE対策を行うのがやはり鍵だなと思った次第です。また、IELTS・TOEFLもそうですが、どちらも受験してみることもよいかと思いますので、どちらの試験も偏見なく受験することをお勧めします。

エッセイ

 推薦状同様、自分の経験を棚卸しする際に課長や副部長に相談しながら、エッセイを形にすることができました。社内選考に応募する際に自分のキャリアを棚卸ししていたため、そこまで苦なく形にすることができ、提出前に上司にエラーがないかなどは確認していただきました。

推薦状

現職の上司2名(副部長と課長)にお願いし、快諾いただきました。学校によって求めるものが違うので、自分である程度方向性を提示し、課長に英訳いただきました。課長がイギリスに5年ほど駐在されていたことがあり、英語が堪能であるため、自分の書きたいことを英訳いただき、確認したうえで、提出いただきました。副部長にも足りない部分を補足いただき、500wordsという長い推薦状を書いていただき、本当に感謝しております。

インタビュー

カウンセラーや過去の先輩方から質問された内容を伺い、自分なりに回答案を作成して、見てもらいました。そして、Hanasobizで話してみたり、電車の中で回答内容を確認して当日話せるようにしました。当日は緊張しましたが、想定よりもかなり穏やかな雰囲気だったため、かなり話しやすかったことは覚えています。質問された内容も志望理由や将来のキャリアなど基本的な内容が多く、あっという間でした。

メッセージ

早め早めの対策と粘り強くあきらめない気持ちが大事です。粘り強く頑張ってください!

まだ、MBA生活が始まったばかりですが、つらい受験を乗り越えたその先には、楽しいことがたくさん待っています。為替がかなり円安になっておりますが、人生は一度しかないので積極的に挑戦していただき、ぜひ皆さんがNTUに来るのを待っております。何かわからないことがあれば、お気軽にLinkedInなどでご連絡ください!